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ADX

アベレージ・ディレクショナル・ムーブメント
銘柄のモメンタムを絶対値で表わし、二重に平滑したもの。ADXが上昇しているとトレンドが表れていることを示す。ダマシを防ぐために、ふたつの基準値を決める。


システムトレード

機械的な指示に基づくトレードのこと。トレードに対する人間の感情を排するために使われる。システムトレードでない普通の売買は、自己裁量トレードという。


トレイリング・ストップ

最大含み益から一定幅のマイナスがでた時点で手仕舞うその注文のこと。トレンドの反転やボラティリティーが高まったとき、逆指値・STP注文・STL注文によって実行する。また、動きにあわせて、仕切り位置を買っているときは上げてゆき、売っているときは下げてゆく。値段は、ボラティリティをもとにして算出することもあれば、その日の高値・安値の差の10日移動平均を利用することもある。


プロフィット・ファクター

総利益÷総損失を絶対値で示したもの。1を超えていないと、当然、利益がでていないことになる。
勝った利益が負けた損失の何倍になっているかを示す。3以上が望ましい。

ペイオフ・レシオ 平均利益÷平均損失

平均利益のが平均損失の何倍になっているかを示す。値が2であれば、平均2回負けても、1回の勝ちで取り返すことができる。


リカバリー・ファクター

日中の最大ドローダウンに対する順利益の比率を絶対値で示したもの。ドローダウンから、どれだけ回復してきたかを表わし、2を超えることが求められる。
長期の期待利益が、ドローダウンを補えるか。また、その能力をシステムが持っているかも示している。


修正利益

総利益÷最大利益で算出。僥倖を排して、どれだけの性能をシステムが出せるか、修正利益を用いてプロフィット・ファクターを計算する。
1を超えるのが望ましい。


勝率

一般的にシステムの勝率は30~50パーセント。60を超えることは、まれだといわれている。


ロールオーバー

乗り換えのこと。商品先物市場は、限月が立っている。この限月を乗り換えることを指す。


スリッページ

最大のスリッページは、市場ではなく、システムの指示通りに売買できないことから生じやすい。


 
ニュートラル・ゾーン

市場に参加しない期間。静観することになる。


カーブ・フィッティング

ある特定の時期だけ利益がでるように最適化してしまうこと。
自分にとって都合のよいルールを知らず知らずのうちに採用してしまい、ある一定の時期にのみ特化して利益のでるシステムを作ってしまうと、将来的にまったく役に立たないシステムが出来上がってしまう。

過去データを用いたテストの時に、やってしまいがち。また多くの指標、パラメーター、フィルターを使うことは、特定の条件に特化した状況を作ることと変わらない。

カーブ・フィッティングを避けるためには、過剰なルールやフィルターを採用しないことである。このことから、優れたシステムは、シンプルなシステムであるといわれている。


シャープ・レシオ

ウィリアム・シャープ博士(ノーベル経済学賞受賞)によって開発された。
収益の平均(収益率)を標準偏差(リスク)で割ったもの。システムの安定性、損益曲線のなめらかさを評価するのに使われる。0.5を超えることが最低ラインとされる。簡単にいってしまえば、システムAは収益率66、リスクは21。システムBは収益率55、リスク14。どっちを選ぶか? というもの。


堅牢性

状況に影響されずに利益を上げ続けられるシステムを堅牢なシステムという。


フラット期間

利益を更新しない期間(まったく増えない期間のこと)。


スリッページ

自分が約定するだろうと思った価格と、実際に約定した価格との差。
逆指値やストップ注文を出したとき、約定した価格とのあいだに差があれば、その差額分のスリッページが発生したというようにいう。
流動性の低い市場では、スリッページが大きくなる。また寄り付きと大引けでは、スリッページが発生しないため、スリッページの問題を避けたいなら、寄り付きの成行きと、引け成り注文を出すことである。


自由度

システムで使うパラメーターの数の合計。システム作成は、自由度を低くして(パラメーターを少なくして)、単純で堅牢なシステムを目指さねばならない。


フォワード・テスト

システムの堅牢性を調べるテスト。例えば、10年分のデータがあるなら、5年分を使ってシステムを調整し、残りの5年分を使ってシステムの評価を行うようにする。

過去のデータを使うテストをバック・テストといい、未来のデータ(仮想データ)を使うテストをフォワード・テストという。バック・テストでシステムを調整し、フォワード・テストで使用に耐えうるかの評価を行う。

採用したパラメータを少しずらして、テストを行い、成績が安定しているかどうかを確認する。売買回数の少ないシステムは、統計的な信頼性に欠けるので、実践には向かない。


アウト・オブ・サンプル検証

新たな期間に対して検証し、システムの安定性をチェックする。


 
オシレーター

相場の強弱、買われすぎ売られすぎを表わす指標の総称。一定の範囲をいったりきたりするすることから、「振り子」という意味をもつ。大別すると、指標はトレンド追従型とオシレーター系とに分かれる。


モメンタム

価格変化の比率やそのスピードのこと。


ロット

先物市場での売買単位。枚数のこと。


MDD

最大ドローダウン。マキシマム・ドローダウン。売買する途上において、一時的に生じる最大の値洗い損失。この値が大きいシステムは、心理的なストレスを強いるため、売買を継続できなくなる危険をはらんでいる。-10%以下が望ましい。


RRR

リスク・リワード・レシオ。傾き÷標準誤差


安定性

大部分のテストデータにおいて、利益を計上し、条件の変化によって結果が大きく変わらないこと。


残高資産曲線

資産の状況を表わす時系列系の曲線。曲線といわれているが、実際は曲線になっていないので注意。ついでに、数学的にいうと、直線は曲線のなかに含まれるそうだ。上下に振幅の激しい曲線よりも、なめらかな曲線になるシステムが求められる。曲線のなめらかさは、収益の安定性や心理的な負担の軽さをも意味する。


回帰曲線

残高資産曲線を平均化した曲線のこと。45度線のことではない。残高資産曲線が回帰曲線の上下に突出するかたちになるが、異常に突出した部分がないほうが、安定した売買ができる。
傾きが急であるほど利益の上昇率が高い。が、システムは安定性を重視するため、傾きが急なだけでは優れたシステムといいがたい。


トレンドフォロー

相場の動きについていこうという手法。上昇時は買い、下降時は売りを手がける。欠点として、トレンドの転換に乗り遅れることがあげられる。一般的なシステムトレードは、トレンドフォロー型の指標を機軸に構築されている。


カウンタートレード

いわゆる逆張りの手法。オシレーター系の指標を採用し、相場の行きすぎを判断してから売買を行う。


平均保有期間

トレードの建て玉中の平均期間。短いほど、リスクにさらしている期間が短いことになる。


フラット期間

ドローダウンしてから資産が回復するのにかかった期間。
最高利益の更新にかかった期間でもある。


 
大数の法則

誤解されやすいことだが、システム・トレードと大数の法則とは何の関係もない。大数の法則が発現するのは、コイン投げの表裏のように、勝率が変わらないゲームのみ。システム・トレードは過去の売買を検証した結果、優位性(値動きの偏向)ににもとづいて行われる。勝率が変わらないわけではない。

競馬の期待値は75%、宝くじは46.4%で、やればやるほど損をする。
ところが、トレード・システムでは、期待値100%を越えるものを作ることが可能である。


期待値

コイン投げで表がでたら2億円もらえて、裏がでたら0円。表がでても裏がでても1億円もらえる。このふたつの期待値は同じ。

2×50%+0×50%=1億円

直感的な判断では、後者を選びがちだが、確率では双方が同じ。
よって前者を選んだほうがトクになる。


破産確率

勝率とペイオフレシオから求められる。破産確率1%以下の結果を維持することが、長期的に勝つということ。


資金管理

資金の半分を失った場合、元に戻すには100%の利益を得なければならない。25%の資金を失えば、元になるように取り返すのに、25÷75=0.333
つまり、33%の利益が必要になる。

次に勝率75%のシステムでも、連続で何度も負けることが考えられる。
勝率75%を維持するには、トレードの回数をこなすことが必要になる。そこで当初は市場にさらす資金を小さくしなければならない。

トレードを続ければ損益の偏りが出てくるので、このときに利益を伸ばし、投入資金を増やしていく。
適当なリスクは資金の1~2%といわれている。


構造変化

構造変化に強いシステムは、トレンドフォロー系、ニューロ・ネットワーク、テキストマイニングを採用したもの。

テキストマイニング  ……ファンダメンタル要因を加える
ニューロ・ネットワーク……?


ウィプソー

移動平均線がサイクルに追いつかず、まったく逆のサインをだしてしまうこと
最大ドローダウン
損益曲線のピークからの最大の落ち込み幅のこと。
「簡易システム」「タコヤン・システム」では、それぞれの売買のなかでの最大の含み損
を最大ドローダウンとしているので注意。


Kレシオ

柳谷雅之氏の考案した指標。
Kレシオは損益曲線に適合するトレンドラインの傾きを示している。
2以上の値なら安定した正の傾きをもつ損益曲線を示す。値が0なら、曲線の傾きは
水平であり、損益は0か、不安定なトレード成績であることを示している。

Kレシオの計算方法は、回帰曲線の傾きの標準誤差 × 各損益の平方根 となる。


 
エクスポージャー

資金のなかで市場の価格にさらされている割合のこと
ダイバージェンス 価格と指標の乖離のこと。もとは「離れていく」という意味。


アウトライト取引

上がると思えば買い、下がると思えば売る取引。スペキュレーション、方向性取引のこと。
サヤ取り 割高な銘柄を売り、割安な銘柄を買い、価格差の縮小拡大で利益を得る。裁定取引、アービトラージのこと。現物と先物を利用した取引をベーシス取引という。


期間損益(Total Net Profit)

総損益とも言う。期間利益は、ある期間のマーケットデータに、あるトレードシステム(トレードルール)を適用した結果、そのトレードシステムが生み出した利益と損失とを相殺した合計。これを比較することによってトレードシステムの収益性を見ることができる。


累積損益曲線(Net Profit Graph)

ある期間の損益の推移をグラフ化したもの。同期間のチャートと重ねて表示することが多い。


期間利益(Gross Profit)

総利益ともいう。検証期間内に発生した利益の総合計。大きいほどよい。


期間損失(Gross Loss)

総損失ともいう。検証期間内に発生した損失の総合計。小さいほどよい。


損益率(Profit Factor)

検証期間内の総利益と総損失の比率。売買手法の「儲けの安定度」を示す指標。例えば、この値が「3」ということは、『1万円の損失に対して3万円の利益を上げることができる。』ということになる。


 
年次損益(Annual Net Profit)

期間損益をデータ期間の年数で割った値。これによって、検証に用いる過去のデータの量や通貨ペアの違いにかかわらず、トレードシステムの収益性の評価を行 うことができる。基本的に収益性の比較は総利益よりも年次利益を使うべき。ただし、年次利益だけでトレードシステムの良否を決めるのは危険。たとえば、い くら年次利益が高くても最大ドローダウンが大きいとそれだけリスクは大きくなる。たとえ年次利益が高くなくとも、リスクに見合った収益を得られるシステム を選ぶべき。


RR比率(Risk Reward Ratio)

年次利益を最大ドローダウンで割って100を掛けた値。RR比率=年次利益/最大ドローダウン*100。RR比率によって、リスクに対する期待収益率の大きさを量ることができる。この値は大きければ大きいほど優秀なシステムといえる。


総トレード回数(Total #of Trades)

検証期間内のトレード総数。多いほど検証結果の信憑性は高まることになる。


勝ちトレード数(#Of Winning Trades)

検証期間内の勝ちトレード数。(損益±0の取引はこれに含まれず。)


負けトレード数(#Of Winning Trades)

検証期間内の負けトレード数。(損益±0の取引はこれに含まれず。)


勝率(Percent Profitable)

勝ちトレード件数÷総トレード件数。高いほどよい。


 
最大連続勝ちトレード数(Max Consec.Winners)

検証期間内の最多連勝回数。少ないほどよい。


最大連続負けトレード数(Max Consec.Losers)

検証期間内の最多連敗回数。多いほどよい。


最大勝ちトレード額(LargestWinning Trade)

検証期間内の1取引で発生した最大利益。


最大負けトレード額(Largest Losing Trade)

検証期間内の1取引で発生した最大損失。


平均勝ちトレード額(Average Winning Trade)

検証期間内の勝ちトレードで発生した利益の平均値。


平均負けトレード額(Average Losing Trade)

検証期間内の負けトレードで発生した損失の平均値。


平均損益(Ave Net Profit)

期間損益÷総トレード数。大きいほど良い。


平均損益率(Ratio AveNet Profit)

「平均勝ちトレード額÷平均負けトレード額」の絶対値。大きいほどよい。


 
最大ドローダウン(Max Drawdown)

資産(累積利益)の山から谷までの落ち込み額(落差の額)をドローダウンという。
検証期間のうち、最もこの落ち込みが激しかった値を最大ドローダウンと いう。つまり、ネガティブ面をチェックする指標である。
最大ドローダウンは、そのトレードシステムでシステムトレードを開始した場合に、起こりうるドロー ダウンの参考値といえる。
つまり、最大ドローダウンを知ることで、システムトレードを開始したあとに、どこまで資産が減る可能性があるのかということについて、ある程度知ることができる。

しかし、最大ドローダウンはあくまで参考値としてとらえたほうがよい。そのシステムでシステムトレードを開始したときには、バックテストで算出された最大ドローダウンの1.5倍~2倍のドローダウンは想定しておいたほうがよい。
最大ドローダウンからはそのトレードシステムをワークさせるのに必要な資本(軍資金)の額が算出できる。
前述のように、最大ドローダウンの1.5倍~2倍 のドローダウンを想定しておくとすると、
必要資本=トレードに必要な最低証拠金+最大ドローダウン*1.5~2倍ということになる。

たとえばポジション1枚の最低証拠金が10,000円だとして最大ドローダウンが40,000円だったとする。
その際に、もしポジションを2枚持つとすれ ば、そのトレードシステムを使うのに必要な資本の額は、2*(10000+40,000*2)=180,000円となる。

※検証期間中損益が常にマイナスである場合、あるいはピークをつけた後ピークを回復できなかった場合は「0.00」と表示される。
ドローダウンは、資産がピークになった時点から下落し、直前のピークを再び更新した場合のみをいう。
回復できずにそのまま資産が減った場合にはドローダウンは「0.00」ということ。


最大日中ドローダウン(Max Intraday Drawdown)

日中(1日のうち)に起こった最大のドローダウン。


標準偏差(Standard Deviation σ(シグマ))

どれほどの大きさで利回りが変動するかを示した指標。
データの平均値からのバラツキ具合(個々のデータが平均値からどれくらいぶれるか)を表す数値で、過去のデータの変動率から計算される。
この標準偏差をもって、そのトレードシステムのリスクをあらわすことができる。
つまり、標準偏差=リスク、と考えてよい。
リスクが高ければ高いほど、利回りが大きく変動したことになる。具体的には、利回りがプラスにもマイナスにも大きく変動すればそのトレードシステムの標準偏差も大きくなる(リスクが高くなる)。また、予想外にプラスが続いた場合にも標準偏差は大きくなるリスクが高くなる)。

 

※普通の日常会話では、『リスク』は損(マイナス。元本割れ。)の同義語として使われているが、投資の世界では、ここでは『バラツキ』の意味で使う。つまり、結果がマイナスの場合だけでなくプラス(想定外のリターン)もリスクと見る。想定外のリターンを生むと言うことは、想定外のマイナスも発生させる可能性を秘めているということ。リスクに標準偏差を用いるのは、そのため。


シャープレシオ(Sharp Ratio)

「リスク(標準偏差)に対する利益の大きさ」を計る指標。
株価では、PERやPBRなどが、一般的に知らているが、これらは割安か割高かを測るもので、将来の収益性を示している指標ではない。投資の効率性を語る メジャーは、シャープレシオである。リターン(平均収益率)から安全資産の収益率(無リスク金利)を引いたものを、そのファンドの標準偏差(収益率の標準 偏差)で除したものがシャープレシオである。
すなわち、シャープレシオとは、リスクに対する利益の大きさを計る指標といえる。その数値が大きいほどよい運用であると判断できる。リスクとリターンの関係を数値化したシャープレシオにより、客観的な判断を可能にする。

 

シャープレシオ=超過収益/収益率の標準偏差(リスク)

 

※超過収益とは、リスクのある資産へ投資したことにより得られた収益率から、リスクのない資産(例えば定期預金など)へ投資した場合に得られる収益率を除いたものを言う。超過収益=平均収益率 - 無リスク金利、で計算される。
※無リスク金利には、通常、世界標準として米国債金利を当てはめる。

 

投資者にとって、ファンドのリターン(利益)は単純に大きければ良いと言うものではない。
リターンがあまりに大くても、そのトレードシステムが極めてリスクの高い投資を行っていては危険。
そのための評価基準としてシャープレシオが用いられ、値が大きいほど、低いリスクで高いリターンを上げたと言える。

 

マイナス = 問題外 (リターンよりリスクが高い)
0 ~ 1 =  可   (リスクに対して低リターン)
1 ~ 2 =  良   (リスクに対して中リターン)
2 ~ 3 =  優   (リスクに対して高リターン)
3 ~   = 特 優  (リスクに対して超高リターン )

 

※ちなみに日本国内の投資信託でシャープレシオが 1 を超えているものは殆どない。
海外には、「年率 100 %」を越えるようなファンドが数多くあるが、その成績が「大きくリスクを取ったで利益」なのか、「小さくリスクを取った利益」なのかを判別しなくてはいけない。その判別をするのに 「シャープレシオ」を使う。